パパがママに何かお願いしているようです。
「ママ、うちの会社を手伝ってくれないかい？」
親族を雇うということはよくある話ですね。
では親族を雇う時はどういう点に
気をつければ良いのでしょうか。
まず前回のブログで
労働保険と社会保険の話がでてきました。
株式会社シルクハットは正社員を雇っている会社です。
社会保険（健康保険・厚生年金保険）に入らないといけない会社なので
社会保険は親族であっても常勤なら加入させなければいけません。
では労働保険はどうでしょうか？
労働保険（雇用保険・労災保険）では
一緒に事業主（ここではパパ）と
同居している親族（ここではママ）は
原則労働保険に適用される人ではありません。
というのも、例えば雇用保険の代表的な給付、
失業手当（正式名称は基本手当といいます）を考えてみると
一緒に暮らしている親族に「失業のリスク」って
少ないと思いませんか？
ですから「労働者」というくくりから
一線を引いた感じになるんですね。
とはいえ同居の親族であっても、例えば
・ちゃんとパパの指揮命令にそって仕事をしていることが明らか
・賃金などが他の社員さんと同じ基準で支払われている
・労働時間や休日休暇など他の社員さんと同じようなルールになっている
・ママが取締役などの役員ではないこと
など条件を満たせば入ることができる場合があります。
前回同様、会社の状況やその方の働き方によってかわってきますので
どうだろう？と思われる方はお知らせくださいね。
また労災保険については親族であっても
特別加入という方法で加入できる場合もありますので
同じく気になる方はお知らせください。
さて、パパは社員さんを募集したいと考えているようです。
次は人を募集するときのお話を…。
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